2010年9月17日金曜日

ブログお引っ越しします♪

ずっと悩んでたのですが…

このgoogleのブログ、うちにはどーしても使いづらいので
ブログをお引っ越しすることに決めました!!

新しいブログは

http://aibilamana.blog52.fc2.com/

です。

過去の記事もお引っ越し済です。

今後ともどうぞよろしくお願いします♪

2010年8月20日金曜日

果てしなくヒマな休日。。。

どーーーーーーーーーーーも。

ひまです。

せっかくネット電波の入りがめちゃめちゃ良い今日この頃。。。

わたしはヒマしてます。

日本は今頃お盆かなぁ。

いや、もうお盆終わってUターンラッシュの頃かなぁ。

816日時点…)

マレーシアではお盆がない代わりに(かどうだか知りませんが)

毎週末みなさん “Balik Kampung”(田舎へもどる)。

本当に毎週末、何時間もかけて田舎へ帰ってます。

もちろんうちのスタッフも例に違わず。

金曜日の仕事が終わったらみんなイソイソと準備して

気付いたらスタッフハウス群は 

がらーーーーーん 。。

公園局には土日にも観光客が来たりするので、

土日にシフトが入ってるスタッフは帰れないけど

それ以外の人はほとんどいない。

いつもはたくさんある車も

がらーーーーーーん。。

帰省してないスタッフの子ども達だけが帰る場所のないJOCVの話し相手です。

着任から3ヵ月は原則任地を離れられないので遠出もできないし…

暇すぎる心の逃げ場にと

先輩と切り紙なんかしちゃったりして。

ふぅ。

あ。

そういえば先日、日本から初の荷物が到着♪

みかん箱大の段ボールに《送るもの》って入れて

家族に託してきたんですが…

到着したのは

なんと

メリーズパンツの特大段ボール!!!(一Д一;)!!??

郵便局に取り行ったけど、いた人皆にめっちゃ笑われた(笑)

そして中からは大好きな“かき餅”がどっさり

そのあまりの量に先輩と大爆笑

けど、嬉しい♪

おばーちゃんありがとう❤❤

マレーシアにはお醤油とかあるけど

さすがに“かき餅”はないので大切にいただくね♪

あ。

ママ、

段ボールの底から

なぜか小銭入れが出てきたョ…

日本の小銭、

マレーシアじゃ使えないョ…(笑)

2年後返すね…

(;一u)

でもまぁ何にしても無事ついたから本当によかった(><)

皆様ありがとうございました☆

     

    

第2弾待ってまーす♪(^皿^)笑



2010年8月16日月曜日

断食月です


ラマダーン(アラビア語: رمضان )とはイスラム教の「断食月」のことで、

イスラム暦(1年=354日)の第9月、

今年は811日~910日まで。

  

  

マレーシアではこれを「Puasa(プアサ)」 と言います。

  

  

断食といっても1ヶ月間も完全に絶食するわけではなくて

日の出から日没までの間の飲食が一切できないというもの。

  

だからラマダン中は夕方以降から翌未明までに一日分の食事を摂るそうです。

   

   

飲食のできない時間帯は分単位までキッチリと決められています。

   

ムスリムの友達に見せてもらったところ日によって分単位で少し違いますが、

だいたい午前4時半頃~午後6時半くらいが断食のよう。

   

   

  

午後6時半になったらムスリムのスタッフハウスから大音量のアザーンが流れてきて

(アザーン:اذان adhān/アッラーを讃える音楽?声?です。キリスト教の鐘みたいな感じ)

飲食できる時間になったことを告げるので、それから晩ご飯。

   

で、朝は4時半頃までに朝食をとる。

  

だから基本的に食事で抜くのは昼ごはんって感じです。

   

   

でも…

これって本当に結構きつい…

   

  

   

特にうちの配属先は熱帯雨林の管理などをしてるので、

暑い日中に汗かいて力仕事をして水も飲めないのは本当にきついだろうなって思う。

   

    

うちも先輩と一緒にプチPuasa実行中ですが、

さすがに水分補給はするようにしてます。

    

    

でもムスリム(イスラム教徒)の人たちは

他宗教のスタッフがご飯食べてても、水飲んでても、ひたすらガマン…。

     

夕方5時に仕事が終わって帰って来た頃にはみんな “ぐて~ッッ” ってしてて

家の前に座り込んで喋ったり、家に引きこもって寝たりしながら

今か今かと飲食できる時間を待ってます。

    

   

イスラム教徒は一生改宗できないので、

ムスリムの彼女と婚約して今年イスラム教徒になった24歳のスタッフがいるんですが、

彼なんかは本当にもう毎日「お腹すいたーーー。。。」 「元気でなーーーい。。。」ってぼやいてる。

    

    

そりゃぁ小さい頃から徐々に断食に慣れるよう訓練してきたイスラム教徒だって仕事終わると家に引きこもってとりあえず寝ちゃうくらいなので、新米ムスリムにはさすがにキツイよね…。

    

     

しかも彼ら、

Puasaあけたら痩せてるから!」

って言ってるけど、

断食月中は食べれる時間帯にドカ喰いしてるからむしろ太る気がする…

     

     

この前も夕飯後に友達んちへテレビ見に行ったら

(うちテレビないので…)

テレビ見ながらPisang goreng(バナナを揚げたお菓子)つまんでたし。笑

     

しかもPuasa明けに “Hari Raya”(ハリラヤ)っていう断食月終了のお祭りがあって

その時には知り合いの家々を訪ね歩き

とにかく食べて食べて食べ尽くすんだとか。

    

(ぜったいリバウンドする気がする…)

    

    

まぁ彼らの言うとおり本当に痩せられるかは9月の断食明けにわかるはず♪

    

    

とりあえずうちとしては

Puasa中は職場前にある唯一の飲食店(峠のお茶処みたいなの)も1ヶ月間休業なので

仕事の気分転換にお茶しに行ったり、

ヒマを持て余す休日にブラブラ出掛けたりする場所がなくなったことが何より悲しいです…。

    

   

ムスリムの友達も元気ないしなー。。。

早くPuasa明けんかなぁ。。。

2010年8月9日月曜日

Community Use Zone 【kg.Ulu Senagang & Mongol Baru 】

今日はうちの活動の大枠について紹介します♪

まず、うちの活動に深くかかわっているJICAプロジェクト“BBEC”について。

(全部は書ききれないので本当に大枠だけ…)

BBEC(ビーベック)”

=ボルネオ生物多様性・生態系保全プログラム


とは、

JICAが実施する

「包括的かつ持続的な保全体制・システムを構築・強化することによって、サバ州の生物多様性・生態系を保全すること」

を基本的な全体目標とする20022012年までの10ヵ年プロジェクトです。



プロジェクトは大きく以下の二段階に分かれています。

(表が見にくくてすみません…)

1. BBECフェーズ1(200220075年間)

【技術支援】

特に研究・モニタリング分野への技術的支援

(サバ大学,野生生物局,サバ公園局,科学技術庁)


2. BBECフェーズ2(200720125年間)

【政策支援】

強化された技術をベースに、組織体制(意思決定プロセス)の強化

(環境ガバナンス)



今はBBECフェーズ2。

うちの活動期間はちょうど10ヵ年プロジェクト最後の2年間にあたります。



プロジェクトでは、

縦割りの行政区分を横断的に調整していくための委員会・セクター機能創設も

すでに実現されていて本当に興味深いです。



今サバ公園局には私と先輩隊員を併せて4人のJOCV(青年海外協力隊員)が在籍していて、

私たち協力隊とBBECは上記表の緑・黄色の部分での有機的連携を目指しています。



先輩隊員の内お二人は主に参加型保護区管理の部分に関わって活動中。



この保護区はBBECⅠの時に設置されたCommunity Use ZoneCUZ)で、

ムルット族の人々が暮らすUlu Senagang & Mongol Baruという村です。



クッロカー山脈公園は森林保全区なので

本来人の居住やそこでの森林利用は認められていません。


しかしここには保護区策定以前からムルット族の人々が暮らしていた為

例外的にCUZとし、ここで行政と住民の「共同管理」を目指した活動が展開されています。



協力隊による活動の中心は森林利用を軽減するための代替収入プロジェクトで、


村の女性たちによるハンディ-クラフト制作や


ホームステイプログラムの受け入れ等。


先週はJICAの教師海外研修プログラムの一環として

東京から来られた先生方の23日のホームステイを受け入れました。



現場に入っていく協力隊員の活動は主に


1. 公園局と住民の間に入り第三者として両者の調和を図る

2. 村人の収入向上のため代替収入を探す

3. 公園内および付近の住民に対する環境教育で人々の意識を高める


の3点。


うちは流域管理のプロジェクト(上記表で緑の部分)の中で

環境教育による住民の意識向上に関わっていく可能性が高いようです。



とても重要なプロジェクトに関わらせていただくことができて

本当にこれから楽しみ!!


まずは

英語のプロジェクト資料を訳すため英語の辞書と格闘し、

こっちの人とコミュニケーションをとるためマレー語の辞書と格闘し、、


・英語⇔日本語

・英語⇔マレー語

・日本語⇒マレー語

・マレー語⇒日本語

・指さし会話帳

・単語メモ 

などなどなど…


ものすごい量の辞書をお守りのように持って歩く日々です。()



でも

いま自分が持ってるものと、これから得ていくもの、

持てるものをしっかり活かして頑張っていきたいと思います☆

2010年8月1日日曜日

森の中でかんがえた。

任地で迎える2回目の週末。

先週の週末は村に入っていたので、

ここでちゃんと週末を過ごすのは初めて。

(村での様子はまた後日あらためて…♪)

住んでるところは本当に何もない山の中なので
徒歩以外に移動手段のないうちは出掛けることもできず、
他のスタッフは毎週末Kampong(田舎の実家)へ帰ってしまい、、
持ってきた本もすでに一通り読みつくし、、、
歌も歌いつくし、、、、


なんとも時間を持て余します。

やるべき事がない訳じゃないんですが。

マレー語の勉強とか。


でも せっかく休日だし とか思っちゃって…。

とりあえず昼まで寝てみました。

起きたら14時すぎでした。

びっくり。



でも15時すぎから

環境教育隊員の先輩が誘ってくださって


森の中へ


2時間ほどTRAIL(山道)を歩いてきました。




初めての熱帯林


うっそうと茂る熱帯植物


森の中はひんやりと涼しいけど

息があがって体の中から暑い
でも土と水と緑のにおいがする森の中は
本当に心が洗われるって感覚。

自分の中のいろんな感覚が研ぎ澄まされてくる感じです。



先輩に聞いたお話しだと、

現地の人は本当によく森の植物のことを知ってるそうです。

どの植物が薬になるとか
この木の皮を燃やすと虫除けになるとか

森と共に生きてきた文化なんだなぁって実感。


日本の田舎でも

おじぃちゃんやおばぁちゃん本当に山のこといっぱい知ってるもんな。

“環境教育”とか“eco”とか流行ってる昨今ですが、
やっぱり大切なことは、
自然を身近に、日々の営みの中で感じるこなんだろうって思います。


もちろん身近にないものでも想像することはとても大切で、
見えないものにも想いを馳せることで
人は豊かに生きていく事ができると思うけど、
自分の五感すべてで体験することには代えられないです。


自然であれ、人であれ


“共に生きる”
って本当に大事で、本当に大変なこと。


きっとここの人たちも
長い長い時の中で“森と共に生きる”知恵を先祖代々受け継いでこられたんだと思う。



日本はこういう知恵をちゃんと伝えられてるかな。


自然は言葉を話さないから、

森や山と生きる知恵は人が伝えていかなきゃいけないもの。


知恵や文化の伝承を途切れさせたくないって改めて思いました。


うちはここで2年間活動していくけど、

“援助する” “教える”

なんてことは思っていません。

どこの国でも地域でも
その土地のことを一番よく知ってるのは そこで土と生きてきた人たち。

マレーシアのことはマレーの人が一番よく知ってる。


だから “教える” とかいう一方的な関係じゃなくて、

今まで日本で生きてきたうちと
ここで生きてきた地元の人たちとで

互いの持てるモノから
一緒にもっといい何かを生み出していけたらいいなぁ。


そんなことを森の中であらためて思った休日でした。


2010年7月31日土曜日

早いもので

マレーシアへ来てもう1ヵ月以上になります。

先週(7月22日)、

任地のクロッカー山脈公園事務所(Crocker Range Park)へ着任しました。


ここはマレー半島にある首都KLから飛行機で約2時間半、

ボルネオ島サバ州西部に位置する州最大の州立公園。

熱帯山地林の広がる総面積139,919ha(シンガポールのおよそ2倍の面積)の広大な森林保全区です。



配属先のCrocker Range Park Officはこの州立公園を管理するサバ公園局により設けられた行政機関で、レンジャーをはじめいろいろな人が公園管理のために働いています。

赴任時はサバ州の都市コタキナバルから四駆車で3時間弱。


急坂な道をグングン登って標高1200m以上のクロッカー山脈公園へ

だんだんと空に近付いていくような感覚でした。



標高が高いので朝晩は毛布があっても寒いほど冷え込むことも多く、

ただでさえ朝起きるのが苦手なうちは毎朝毛布から出れずにしぶってます…(笑)




でも、午前中などは特に最高の眺望!


眼下に広がる雲海が少しずつ晴れていって

抜けるような青い空と麓の町が姿を現してくる様は本当に贅沢な眺めです。


空気もおいしいし、鳥や虫の声も聞こえてくるし、

毎日しあわせな気持ちで窓の外を眺め(つつ机にも向かっ)てます♪



住んでいるのは事務所から徒歩1分のところ。


事務所の敷地内にあるスタッフ・ハウスの1棟を先輩隊員と3人で使わせてもらっています。

部屋も一人ずつあるし、楽しい共同生活です☆



ただ、周辺には事務所とスタッフ・ハウス以外ほんとうに何もないので

買い物などは事務所の車を出してもらって車で約30分ほど山をくだり、
麓の町Keningau(ケニンガウ)まで行くしかありません。
距離にして13km!
とても 「ちょっとそこまで ♪」 なんて距離じゃぁない。

でもひたすら自炊なおかげで節約にはもってこいな感じです♪
(たまにしか下りれないからって町でパーッとお金使っちゃいさえしなければ…)





ところでマレーシアはイスラム教国ですが、ここサバ州で最も多いのはキリスト教。

それにイスラム教、仏教などが続きます。


さらに主要民族もマレー系が大半を占める半島部とは異なり、
カダサン・ドゥスン族(キリスト教徒)。

中華系の人も多くて、
半島ではほとんどの女性が髪を隠すため身に付けているtudungも
ここではしている人の方が少ないくらいのお土地柄です。

もちろん敬虔なイスラム教徒の方もいらっしゃいますが、

半島部に比べるとだいぶゆるーい感じがします。


※なので半島部では絶対にタブーな

 ぶたグッズもスーパー等でふつうに見かけるし、
 中華系の飲食店とかで豚肉を食べることもできちゃう。

言葉もドゥスン語やムルット語が時々話されていて
マレー語であっても方言が強いです。
(これをここではサバ語というらしい…)

こんな感じなところで2年間。

いろーんなことを経験していきます。

ネットは日によって使えたり使えなかったり。

つながった! と思ったら切れたり。
メール1通送るのに半日かかったり。

でもまぁボチボチ更新してく予定です♪